佐野歯科医院では、歯科衛生士（正社員・パート）の方を募集しております。
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なぜ歯並びが悪くなるのでしょうか？
原因の多くは6才までのあごの成長不足により、永久歯が生えてくる場所が足りなくなり、
歯並びが乱れてしまうのです。
顔の約70％は上あごでできています。また、前歯の根は鼻の穴付近まであります。
前歯で咬む力が刺激となって上あごに伝わり、成長をします。
実は、前歯で「咬む」「かぶりつく」ことはあごを含む顔の発育に非常に大切なのです。
前歯でしっかり咬むことにより、あごだけでなく、目や鼻まで変化します。
歯を正しく使うことであごを含む顔が正しく成長し、顔が正しく成長すれば歯は正しく並びます。
人によって個人差はあるものの、顔の成長は6才くらいまでに80%が完了します。 6才〜10才くらいまでは成長が一旦減速し、その後10才くらいから2回目の成長が始まります。女の子は14才くらい、男の子は17才くらいまでに成長すると言われています。 顔が正しく成長するためには毎日の食生活や日頃からの注意が必要です。
椅子に座った時に足が床につくようにしましょう。 足が床についていると姿勢が良くなり、しっかり咬むことができます。 足がつかない場合は踏み台を置くなどして足が床につくようにしましょう。 また、床に座る場合は正座をしましょう。
水分を取りながら食べると咬まずに流しこんでしまいます。
しっかり咬んで早食いをしないように、またTVを見ながらダラダラ食べないようにしましょう。
よく咬むために繊維質のものを多くし、また、やわらかく煮込み過ぎないようにしましょう。
一食に一品は前歯でかぶりつく様なものを食べましょう。
お口が開いていると成長の方向が下向きになり、鼻の下が長い顔つきになってしまいます。
お口を閉じる習慣づけをするための道具、「ポカン×（エックス）」を使ってTVを見るとき、
宿題するときなど、毎日30分ぐらいくわえて口唇を閉じる習慣をつけましょう。
「ポカン×（エックス）」を毎日続けると、への字口が治り、分厚い唇もきれいな唇になります。
※「ポカン×（エックス）」…口元のしまりが良くなるように鍛える道具です。
頭の重さは約5kgあります。あごを押すような癖があると、1kgぐらいの力がかかって顔が曲がったりつぶれてしまったりします。
自分自身で気づかないことが多いので、お母さんが見かけたら優しく気づかせてあげてください。
受け口や出っ歯の原因になったり、前歯が咬みあわなくなったりしてしまいます。
悪習慣は歯並びや顔の成長に悪影響を与えます。 しかし、指摘してもなかなか治らないものです。大切なのはお子様自身が自覚を持つことです。なぜその習慣が良くないのか、しっかり説明をして自覚させることが大切です。
矯正治療には2種類あります。
1、Biotherapy（生物学的機能方法） これが本来の治療です。
食事の環境や、悪い習癖（口が開いている、頬づえなど）の改善など、歯並びが悪くなった原因を考え、あらためることにより正しく成長し、自らの力で自然に治すことです。
2、メカニカルな矯正治療 あくまでも補助的なものです。
床矯正装置、固定式装置（マルチブラケット）などを使用して治療する方法です。
矯正治療というと装置を使用したものだけを想像しますが、装置は補助的なものです。
大切なのは、できるだけ装置に頼らず自分の治癒力で治すことです。
床の意味は入れ歯を意味し、入れ歯によく似た装置のことをいいます。
取り外しが可能で、取り扱いが簡単なため、幼児でも簡単に取り扱いができます。
4才以上であれば治療は可能です 。
床矯正の治療方針は、保存的矯正治療を基本としています。
歯とあごの大きさがアンバランスで、未発育なあごを床矯正装置により適切に拡大し、
歯を移動することによって治療します。
床矯正装置の治療目的は…
基本的には一装置につき一方向しか移動できないので、あごを拡げる装置や歯を押し出す装置など、いくつかの装置を組み合わせて治療をします。治療開始時期が早ければ早いほど治療は早期に終了します。
症状が複雑になれば、いくつもの装置が必要になり、時間も治療費もかかってしまいます。
一般的に使用する装置の数は、
犬歯が生える9〜10才までに治療を終えた場合は上下で1〜4種類の装置を使用。
犬歯が生えた後の9〜10才以降に終えた場合は上下で4〜6種類の装置を使用。
※症例によってこれより少なくなったり、多くなったりします。
歯一本ずつに「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく治療法です。
床矯正の場合は、あごや歯を一方向にしか移動できませんが、形状記憶合金を利用したワイヤー矯正は、すべての歯を正しい位置に移動することができます。
マウスピース矯正とは、「アライナー」という透明のマウスピースを使用します。
装着時間等は個人差がありますが、約2週間毎に新しいアライナーに交換しながら一日20時間以上装着し、少しずつ歯を動かしていきます。
ブラケットやワイヤーも装着しないので矯正をしていることがほとんど分かりません。
ただ、この方法は多くの場合、歯を抜かなくても済むような比較的簡単な矯正治療にしか適用できません。
(通常のワイヤーを使った矯正と併用する場合もあります)
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